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奥多摩湖 (25T装備で良かった) (2006-04-09)

  

ローディーの聖地奥多摩湖へ

最後に奥多摩湖に行ったのはいつだっただろうか。 2004年4月の奥多摩湖はパンクで引き返したから、2003年12月に低強度で3時間以内の到着を目指したが結局3時間14秒かかったのが最後だ。 2年以上も奥多摩湖に行っていないというのは都内に住むローディーとしては大問題である。 2003年の年末は今までで最も速く走ることができていた時期だ。 現在のレベルで低強度で3時間切りたいなんて贅沢は言わない、完走するだけでいいから奥多摩湖へ行こう。

セブンイレブン(武蔵野市) 原田の4号車画像を拡大する
セブンイレブン(武蔵野市) 原田の4号車

今回の奥多摩湖ツアーでの心強い味方は4号車が装着している12-25Tのギアである。

筆者のロードバイクは2号車、3号車ともスプロケは12-23Tを装備しており、ロードバイクではこのギアを基本としている。 12-23Tを選択している理由は平地での速度を重視しているからだ。 12-25Tのワイドなギア比だと山岳は楽だが、平地で有酸素運動の限界まで力を出せない場面も多くなる。 まだ少し心肺機能には余裕があるが、シフトアップすると重くなり過ぎて無酸素運動領域に突入してしまうような場面だ。 12-23Tのクロスなギア比だと、シフトアップのギア比の差が少ないため有酸素運動の限界まで力を出すことができる。

ロードバイクでは12-23Tを基本としている筆者だが、4号車は購入したままの12-25Tなのである。 いつもはどうしても許せない25Tだが、弱っている今のレベルでは25Tに助けられる場面もあるだろう。

セブンイレブン(武蔵野市) 永山決めポーズ画像を拡大する
セブンイレブン(武蔵野市) 永山決めポーズ

いつものように武蔵野大学前のセブンイレブンで永山と合流する。 今日は最近行っていなかったウォーミングアップをきっちり行うことにする。 40分かけて心拍数を110から150まで上げ、上限心拍数150でマフェトンで走るのだ。

旧青梅街道

武蔵野大学前のセブンイレブンを出発し旧青梅街道を走る。 全盛時に比べると同じ心拍数で出せる速度が明らかに落ちている。 6月の霞ヶ浦一周サイクリング大会までには有酸素運動能力を鍛えなければ。

旧青梅街道(小平市) 電車が通過画像を拡大する
旧青梅街道(小平市) 電車が通過


旧青梅街道(東大和市) 東大和の空画像を拡大する
旧青梅街道(東大和市) 東大和の空

西東京市、小平市、東大和市と走る。 東大和市にあるローソンで休憩し、再び奥多摩湖を目指す。

庚申塚で新青梅街道を横切ってさらに進むと、多摩湖の手前で旧青梅街道は大きく左に曲がり西へ進む。 しばらく進むと左に折れて南、500mほどで右に折れて再び西へ。 瑞穂町で青梅街道へ合流し、3kmほど進んだところにあるVOLKSを左折して南へ。 しばらく進み、多摩川橋を渡って吉野街道の起点である友田の交差点へ。

吉野街道

友田の交差点から古里まで続く16.7kmの吉野街道を上る。 吉野街道は勾配が比較的緩やかなため走っていて楽しいコースだ。 上りと下りで同じぐらいツライという不思議さが吉野街道なのだ。

青梅(青梅市) カヤック画像を拡大する
青梅(青梅市) カヤック


古里(奥多摩町) 多摩川画像を拡大する
古里(奥多摩町) 多摩川

途中、和田橋でしばしの休憩をとる。 川を見下ろすとカヤックが見えたのでデジタル一眼レフカメラのOLYMPUS E-500で撮影する。 休憩を終えて再び吉野街道を上り古里を目指す。

何年か前に、ここ吉野街道の上りで永山とタイムトライアル勝負をしたことがある。 御岳まではテール・トゥ・ノーズのデッド・ヒートを繰り広げていたのだが、御岳を越えたあたりで筆者の腓腹筋が攣ってしまい、そのまま勝負は永山の勝利となった。 その時のタイムは記憶していないが、平均速度は永山が30.1km/hで、筆者が29.9km/hであった。 29.9km/hというあと0.1km/hで30.0km/hという数字が悔しかったため印象に残っている。

古里(奥多摩町) 古里はすぐそこ画像を拡大する
古里(奥多摩町) 古里はすぐそこ

いつか30.0km/hを超えなければと考えていると、万世橋が見えてくる。 万世橋を渡り古里に到着した。

古里(奥多摩町) エネルギー補給画像を拡大する
古里(奥多摩町) エネルギー補給

古里のセブンイレブンでおにぎりとシュークリームでエネルギーを補給する。 前回古里に来たときにはセブンイレブンは改装中だったが...うーん、何が変わったのだ? 昔と変わらないように見えるのだが。

青梅街道

古里からは青梅街道で奥多摩湖を目指す。 今日は奥多摩湖からの帰りに鳩ノ巣の釜めし屋に寄って食事をするのだ。 鳩ノ巣で釜めし屋の看板を発見、200m先釜めし屋と書かれている。 が、200m走っても釜めし屋は現れず、結局500m以上走って釜めし屋を通過する。 釜めし屋の看板、あれは問題あるな。

白丸(奥多摩町) 多摩川画像を拡大する
白丸(奥多摩町) 多摩川

白丸を過ぎると徐々に勾配がキツくなってくる。 奥多摩駅を過ぎると、さらに勾配はキツくなり、奥多摩湖コースの本領発揮という感じである。

奥多摩駅から先の道は楽ではなく、正直、嫌な印象しか残らない。 奥多摩湖に行くのはとても充実感があるし、トレーニングとしては重要なので年に何度かは行きたくなるのだが、同時にツラい記憶が思い出されるのも事実である。

特に悪い印象なのが奥多摩湖の直前の右カーブにある『城土建』である。 城土建という言葉を聞いたり文字を見ると嫌な思いをするのである。 悪印象の原因は城土建の前にある強烈な激坂によるものだ。 城土建という3文字の看板を見た直後から地獄が始まるのである。 もちろん城土建は何も悪くは無い。

奥多摩湖

城土建の前の激坂を越えると奥多摩湖への入り口が見える。 青梅街道を離れ左折して奥多摩湖へ...タイムは4時間30だ。

奥多摩湖(奥多摩町) 水の緑のふれあい館画像を拡大する
奥多摩湖(奥多摩町) 水の緑のふれあい館


奥多摩湖(奥多摩町) 奥多摩湖画像を拡大する
奥多摩湖(奥多摩町) 奥多摩湖

水と緑のふれあい館は改装工事をしているようだ。 営業はしているようなので、祖父母への土産を購入することにする。

奥多摩というとワサビとこんにゃくが思い出される。 ワサビ染めのネクタイやハンカチがあるのだが、デザインが良いとは思えない。 ヒノキ石鹸もいいのだが、製造者が関西の企業だし、パッケージに奥多摩の文字が一切ないので、買う気にはならない。 結局、こんにゃくの刺身とワサビふりかけ、ワサビ茶漬けなどを購入し、祖父母宅へ宅配便で配送する。

  

鳩ノ巣食堂

久しぶりの奥多摩湖へ別れを告げて鳩ノ巣食堂へ向かう。 10kmほど下ったところで釜めし屋の看板を発見、上りと同じく200m先釜めし屋と書かれている。 速度を落とすが、うーん、釜めし屋はまだ先だった気がするが...

鳩ノ巣(奥多摩町) 太陽画像を拡大する
鳩ノ巣(奥多摩町) 太陽


鳩ノ巣(奥多摩町) さあ昼ごはん画像を拡大する
鳩ノ巣(奥多摩町) さあ昼ごはん

やはり200m進んでも釜めし屋にはたどり着かない。 上りの時と同じように500mほど走って釜めし屋を発見する。 どうなっているんだ、釜めし屋の看板は。

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鳩ノ巣(奥多摩町) 唐揚げ定食

この釜めし屋はご飯もその他の食材も信じられないほど美味しい。 いつも頼んでいた、しめじそば、しめじバター焼き、コンニャクの刺身を注文しようと思ったのだが、今日はそれではエネルギー不足に感じる。

全盛時と比べるとすっかり弱っている有酸素運動能力だが、単に同じ心拍数で走れる速度が低下しているだけでなく、燃費も落ちているように感じる。 なので、しめじとコンニャクだけではエネルギー不足であるため、モツ煮込み定食とシメジバター焼きを注文する。

運ばれてきた永山の唐揚げ定食、筆者のモツ煮込み定食、しめじバター焼きを撮影してからご飯を口に運ぶ...やっぱり旨い。 ご飯が旨い秘密がメニューに掲載されている...『魚沼産のコシヒカリを自家精米しています』と。

  

23Tじゃないか

吉野街道を下り、新奥多摩街道と五日市街道を通って武蔵野市を目指す。 気持ちよく走れる五日市街道を堪能し、武蔵野市へとたどり着く。

帰宅し、サドルバッグに入っていた不要パーツをしまおうと自転車パーツ入れを開くと...汚れたスプロケットが入っている。 見るとTIAGRAの12-25Tではないか...うーん、なぜ? TIAGRAは3号車と4号車の初期装備であるのだが、3号車は購入後に105の12-23Tに換装し、旧パーツ(12-25T)は吉岡に進呈した。 そして、4号車は初期装備のままなので、手元にTIAGRAの12-25Tが残っているわけはないのである。

ひょっとして...4号車が装備しているスプロケのトップギアの歯数を数えると...23Tじゃないか。 2号車、3号車とも25Tが装備されているのが許せずすぐに23Tに換装した自分であったが、4号車も23Tに換装していたのだ。

自転車というのは身体の慣れということも重要な要素で、ポジショニングを変更すると身体への負担が増えて速度が落ちてしまうことも珍しくない。 スプロケットの歯数も同じで、4号車にはじめて乗った時は25Tのギアに慣れていないため25Tにすると心拍が上がりやすい傾向にあった。 しかし、25Tでの心拍の上昇が最近起きていなかったので、身体が慣れたのかと思っていたのだが、実は23Tだったのだ。

 
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